総額100万円超のハイレゾ機器レビューその1<SS-NA2ES編>

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ハードディスクオーディオプレーヤー HAP-Z1ES 198,450円

ステレオアンプ TA-A1ES 198,450円

3ウェイ・スピーカーシステム SS-NA2ES 179,550円×2

2ウェイ・スピーカーシステム SS-NA5ES 122,850円×2

※すべてソニーストア価格

昨年末、ブログなどでも、ちらほらお知らせはしてたけど、当店店頭に、新たなオーディオ機器を展示開始。が、師匠も走り回るほどの師走だけに、レビューするヒマもなく。
ってことで、新年第1号のレビューブログは、少々濃い機器で、何回かに分けて!

まず、今回の、「その1」では、SS-NA2ESを、開梱からレビュー。。。


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まず、、、どうしても、最初に言いたいことが・・・。

このスピーカー、、、SS-NA2ESは、、、むちゃくちゃな値付けをしたスピーカー。ソニーにとって、まさに、バーゲン品かのごとく、安売りをしてると言ってもいいほど、、、性能に比べて、間違いなく安すぎる価格設定のスピーカー。
スーパースペシャマーベラスハイコストパフォーマンススピーカーなのだっ!

ソニーさん、、、いい製品には、それに見合った価格設定しませんか?(笑)

では、早速、開梱していこー。

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↑まずは、一番のオオモノ、SS-NA2ESを。開梱方法が印刷されてて、この通りやらないと、大変。

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↑手前に刺さってるのは、スピーカーグリル。
ここからは、「頭を使った」開梱方法に沿って進めないと、ひとりで開梱するのが超難しくなるので、要注意。

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↑なかなかお目にかかることのない、底面。スパイクは、刺さるようなとんがったタイプではなく、ゴム足タイプ。床の状況にもよるけど、重い厚い石板なんかを敷いた方がいいよね。

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↑スピーカーだけに、、、取説はペラいのが、1枚だけ。

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↑さすがの存在感!

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↑最大の特徴、「I-ARRAY(TM) System」。開発期間なんと1年というこのシステム。メイントゥイーターと、それをアシストする上下のトゥイーターで広い指向性を確保し、それら3つが、あたかも1つのトゥイーターに聞こえるような緻密な計算による配置で、ナチュラルさを。

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↑ミッドレンジユニット

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↑「上下2個セット」の、ウーファーユニット

ということで、SS-NA2ESは、トゥイーター部が3ユニット、ミッドレンジ部が1ユニット、ウーファー部が2ユニットの計6ユニット。3ウェイ6ユニットスピーカーとなっている。

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↑さすが、日本メーカー製、かつ、国産。仕上げが非常にていねい。家具のような美しさ。

スピーカーは、どの機種をみても、うんちくのカタマリ。革新的な技術進歩があるわけでもないし、すごいギミックがあるわけでもないし。そのうんちくを吟味したところで、結局は、自分の耳で聴いてみて、「好きか?嫌いか?」。。。そして、最後は、サイフと相談。。。だから、、、なかなか、紙面やWebでは伝えにくいのが、もどかしい^^;

さて、、、店長野田の「独断と偏見」による、SS-NA2ESのインプレッションを。

まず、、、ファーストインプレッション。
解像感が、ぱねっす。パッキパキな印象。
が、、、やや、高音にカドが感じられ、高音が魅力的な女性ボーカルでは、耳に刺さりそうな感じがするほど。それに対し、低音は、やや控え目な印象。
まぁ、箱出し直後は、当てにならないので、あくまで、安定してからの音との比較対象。ここから、どれくらい、「イイ感じ」に「育っていくか?」が、楽しみなわけで^^

で、、、この開梱した日、12月20日なんだけども、その日からは、忙しくなって、腰据えて試聴することができなく。。。でも、約10日間くらい、音だけは出しっ放しにしてて。
そして、今日、試聴してみた。。。

ふふふふふふ。ステキ♪

っていうか、途中を知らないもんだから、変貌ぶりに驚いた^^

全体的に丸みのあるナチュラルな音になり、ウソのように、低音は迫力のあるふくよかな心地よい音に変わり。。。

自慢の「I-ARRAY(TM) System」は、、、確かにサービスエリアが広い。少々、外した場所にいても、高音が意外なほど飛んでくる。また、尖った印象はないものの、しっかりとした解像感。音の輪郭がはっきりとしてて、ヌケもいい。
モニタースピーカーな第一印象とはうってかわって、ナチュラルスピーカーな印象に。「クセ」を好む人には面白くないかもしれないが、どこに出しても恥ずかしくない、すばらしいスピーカーだと感じた。

ということで、まとめ。

まず、外観的には、日本製らしく、細やかな仕上げで、デザインの良さも相まって、非常に存在感のある、美しいスピーカー。
音質的には、昔のソニーのスピーカーの印象は忘れた方がいいというくらい、つっこみどころがないほど、クオリティが高い。ナチュラルな音作り。
おそらく、、、プレーヤー、アンプ、ケーブル、音場環境などで、いろんな色に染めることができそうな、アクのない、自然なスピーカーじゃないだろうか?
で、、、唯一、、、不満というか、誤解されそうでイヤなところが・・・
定価が、約20万円。ってことで、20万円クラスのスピーカー(音質)と判断されるところ。おそらく、この価格帯でこの音質を出せるスピーカーは、そう多くはないだろう。倍くらいの価格設定でも、よろしいかと。

予算、そして、置く場所を確保できるなら、、、絶対、持っておくべきスピーカーだ!スピーカーは、ながーいつきあいになる製品だからね!いいのを1セット手元に!

その2へつづく。。。

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●総額100万円超のハイレゾ機器レビューシリーズ

その1<SS-NA2ES編>
その2<HAP-Z1ES、TA-A1ES 開梱編>

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