ハイブリッドプラスハンディカム”HDR-UX20”


各社、記録時間の短さや、図体のでかさが難点だった、ハイビジョン

のハイブリッドカメラ。

ソニーが作るとこうなります!と言わんばかりの、価格も含めて、

ソートー気になる、”ハイブリッドプラスハンディカム”HDR-UX20が登場。


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メモステ&8GBフラッシュ&DVD ハイビジョンハンディカム

HDR-UX20

2月発売

ソニースタイル価格128,000円 ←安いねぇ


【主な仕様】


【大きさ】 幅58×高さ93×奥行134mm(最大突起部含む)

【質量】 約470g(本体のみ)

【消費電力】 4.4W(動画撮影時、ビューファインダー使用時)



●世界初 8GB内蔵メモリーメモリースティック&DVD対応

1,920×1,080ハイビジョン記録の鮮やかな描写力

●1/5型400万画素相当クリアビッドCMOSセンサー

光学15倍カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ

●画像処理エンジン「BIONZ」搭載

x.v.Color対応

●”ハンディカム”初の動画にも対応した「顔検出機能(顔キメビデオ)」搭載

●2.7型タッチパネル「クリアフォト液晶プラス」搭載


ハイブリッドプラス・・・8GB内蔵メモリ、メモステ、DVDの3つのメディア

に対応。


この3メディア対応ってのは世界初とのこと。


メインは8GB内蔵メモリへの記録で、8GB内蔵メモリだけじゃぁ

容量足りないよ。ってなときは、メモステの出番って感じか?

8GBや16GBのメモステを用意しておけば、2倍、3倍の記録時間

になるしね。

ちなみに、このハンディカム、1920×1080のフルHD記録が可能に

なり、最高画質での撮影では、8GB内蔵メモリに55分記録可能。

この時間を考えて、メモステが必要かどうかは判断できそう。


●動画撮影時の「顔検出機能(顔キメビデオ)」がすごい!


デジタルスチルカメラ業界では、もう当たり前の「顔検出機能」。

ソニーだけ、一歩先を行く「スマイルシャッター」で、ちまたを

賑わしたのも記憶に新しいところ。


で、やはりというか、ついにというか。。。

ハンディカム初となる、動画対応の顔検出機能、


「顔キメビデオ」


が搭載された。


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 人の顔をハンディカムが検出して、ピントを合わせたり、

 肌色がきれいになったり。


ま、このへんは、サイバーショットの顔キメと同じだが。

今回の「顔キメビデオ」は、検出された顔部分のビット配分

をあげて、情報量を大きくすることで、画質アップをする。

という、なかなか気のきいた機能が搭載された。


もちろん、フラッシュ撮影時や、逆光撮影時にも「顔キメビデオ」

は、ばっちり働いてくれる。

これからは、動画にも顔検出が当たり前になってくるかもね。


 


●世界初ってことで、この3メディア対応についてちょっと考えてみる。


色々、情報を集めてみると、3メディア間、特にDVDへのダビング時

に注意する必要がありそう。


 


DVDは、記録してすぐに、プレーヤーで再生したい。とか、そのまま

すぐに、誰かにあげちゃうとか。でも、ほとんどの場合は、

最終保存用として、8GB内蔵メモリか、メモステからのダビング

で使われるのか。

ただし、最高画質の撮影では、片面DVDへ11分という非常に短い記録。



DVDへのダビング(記録)時間の話


現時点では、ダビングの制約事項などが詳しく発表されてないので、

いつものように「ソニー特約店窓口」へ問い合わせてみた。


DVDへ直接撮影の場合は、最高画質(14Mbps) 最大11分の記録。

これに対して、

8GB内蔵メモリーメモステへは、最高画質(16Mbps 

ということは、


8GB内蔵メモリーメモステ(最高画質)→DVDダビング 最大9分

ソニーはデータ公開していないので、あくまで計算上の数値)


ってことになる。どうしても、レートが14Mbps→16Mbpsと、あがって

しまうため、記録時間もその分短くなるのはしょうがない。

ちなみに、ハンディカム本体には、変換機能などはないため、

14Mbpsへレート変換して最大11分の記録、なんてことはできない。

 (DVDライターVRD-MC5で、12cmDVDへ最高画質で30分

  記録可能→詳細は、VRD-MC5仕様表を。)


また、DVDへのダビング時、画質(レート)変換はできない。

つまり、HD録画したものを、SD画質へ変換してのDVDダビング

はできないってこと。


この場合は、パソコンへいったんとりこんでの作業が必要となる。


もしくは、ハンディカムに、付属のケーブルを接続して、SD画質での

出力が可能なので、それをビデオデッキやDVDレコーダーへ

接続すれば、SD画質でのダビングができる。






こうなってくると、DVDへの保存を考える場合は、

20分記録可能なHQモード、25分記録可能なSPモード、32分記録

可能なLPモードでの、録画のほうがいいのかもしれない。


さて、次は、この3つのメディア間の相互ダビングについて、

ちょっと整理してみる。


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まず、DVDの記録は、動画のみ。静止画は記録できない

そして、8GB内蔵メモリーから、メモステへは、静止画のみ。動画は不可。

また、8GB内蔵メモリーへのコピーは、どのメディアからもできない。


DVDへの静止画記録だけは、対応してほしかった。

撮影した写真を、カメラ屋さんで印刷してもらう場合を考えてみると。

どうしても、メモステが必須ってことになる。確かに、ハンディカムごと、

カメラ屋さんへ持ち込んでもOKなら、問題ないが。

メモステなしの、8GB内蔵メモリー記録オンリーで使用する人もいる

だろうし。

DVDへ静止画記録できるなら、DVDを持ち込むだけですむんだから。


●まとめ


さて、、、価格や、基本スペックなどを考えると、やはり、ホームビデオ

撮影での使用がメインだろう。「好きな人」なら、後日ご紹介する、

HDD+メモステのハイブリッドハンディカムのほうを選ぶだろうしね。


画質面でも大きく進化したし、制約さえ理解していれば、3メディア

対応のメリットも大きい。顔キメビデオなどの快適機能も充実。

DVDダビングができるから、パソコンレスの使用も可能だし、価格も

お手頃だし。ホームビデオ撮影には最適なカメラじゃないだろうか?


 


ソニースタイル ハイブリッドプラスハンディカム HDR-UX20


USB端子搭載だから、カメラからのダビングに便利なのは↓

ソニースタイル ブルーレイレコーダー BDZ-X90、BDZ-L70