2008年春モデル 第2弾VAIO typeRmasterプチレビュー


Top of the VAIOとして、バイオR、typeRX、typeRZ、typeR・・・そして、

typeRmasterへと続いてきた、人気モデル。

いよいよ、typeRmasterシリーズも、今回の春モデルで、5世代目の

4年目へ突入。また、モデルチェンジは、VOMモデルのみ。一般店頭

モデルは秋冬モデルの継続。


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さぁて、今回はどんな進化を遂げてくれたんだろう。少しずつ見てみよー。


●ラインナップは、4モデル

 (うち1モデルは、Vista Business搭載の 法人モデル限定)


各モデルは、OSや、付属ソフトや、一部ハード構成など、

ちょこちょこと違いがあってややこしいので、ちょっと整理してみよー。


・VGC-RM94CUSWindows Vista Ultimate)>シミュレーション

  312,800円〜

・VGC-RM94US(Windows VistaUltimate)>シミュレーション

  163,800円〜

・VGC-RM94SWindows Vista Home Premium)>シミュレーション

  116,800円〜

・VGC-RM94NSWindows Vista Business)(法人モデル限定)>シミュレーション

  171,800円〜


CUS」は、いわゆる全部入りで、↓ビデオ&静止画編集ソフトが充実。


 Adobe Creative Suite 3 Production Premium

  (構成 Premiere Pro CS3、Photoshop CS3 Extended、

      Illustrator CS3、FLASH CS3 Professional、

      After Effects CS3 Professional、Soundbooth CS3)

 Adobe Photoshop Lightroom

 Adobe Photoshop Elements 6(←さりげなく、5からVer.upされてる)
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アドビソフトが充実しまくり。ソフト単体で全部正規に買うくらいなら、

いっそ、PCごと、typeRmaster(CUS)を買っちまったほうが、

いいんじゃない?って思ってしまう(笑

また、「CUS」は、ハードしばりがあって、「メモリ1GB」や、「250GB」は、選択

できない。アクセスユニットも必須となっている。

というか、これだけのソフトを使う人にとっては、当たり前の

ハードしばりだろうから、問題なしだろう。


US」は、「CUS」から、Creative Suiteをのぞき、Premiere Pro CS3を

付属。その他ソフト構成は同じで、ハード縛りは、なし。


 Adobe Premiere Pro CS3

 Adobe Photoshop Lightroom

 Adobe Photoshop Elements 6





S」は、「US」から、Premiere Pro CS3、Photoshop Lightroomをのぞき、

Premiere Elements 4を付属。Photoshop Elements 6は、そのまま付属。


 Adobe Premiere Elements 4(←もちろん、3からVer.up!)

 Adobe Photoshop Elements 6





NS」は、法人モデルでしか、用意されておらず、シンプルなモデル。

Adobeソフト一切なし、そして、ハード縛りとしては、TV機能はいっさい

選択できない。また、OSは、Vista Businessが搭載されている。

ビジネス用途で、高速なPCが必要な人は、この「NS」がオススメ。


今回、Adobe関連のソフトで、バージョンアップされたものは、

 Premiere Elements 4

 Photoshop Elements 6


ということで、4モデルのうちどれを選択するかは、ほぼ、どの付属ソフトが、

必要かだけで、決められそう。


●CPU一新!


feat1_pct_logo_core2.gif


typeSをはじめ、他の春モデルVAIOでも、新インテルCPUを搭載している

モデルも多いが、さすが、typeRmaster、カスタマイズ用CPU6種類中4種類

をグレードアップ。


4コアCPUのうち、グレードアップしたのは、最上位スペック、45nmプロセス技術の

Core 2 Extreme QX9650(3GHz) のみ。QX9650は、PC向インテルCPUの中

では、最高速CPU。

前機種のQX6850との大きな違いは、2次キャッシュ。

旧QX6850 8MB → 新QX9650 12MBと、1.5倍もの容量アップに。


2コアCPUは、3機種すべてが、インテル新CPUにグレードアップされた。

2次キャッシュは、4MB → 6MBと、4コア同様、 1.5倍に容量アップ。


そろそろ、買い換えを考えてるかた、↓で、持ってるPCのスペックと

比べてみよう。


feat1_pct_benchmark_2.gif

変換データは、1000万画素のRAWデータ


一番下のVGC-RA73は、約3年くらい前のVAIO typeR。3倍って・・・。

んー、恐ろしいほど、処理速度は進化してるねぇ。


●メモリはそのまま・・・いや、価格が下がってる!


メモリは、価格の下落がCPU同様大きいパーツの一つ。

今回、チップセットは、フロントサイドバス1,333MHzの

インテル P35 Express」。ということで、変更なしで、もちろん、メモリ

も特に仕様構成ともに変更なし。


「DDR2 800」メモリ

 1GB(512MB×2)

 2GB(1GB×2) +15,000円(3,000円プライスダウン)

 3GB(512MB×2、1GB×2) +30,000円(10,000円プライスダウン!)

から、選択。ということで、値下げになってますよ!


ところで、


<ぎもん>

他の春モデルVAIOでは(typeSなど)、メモリ最大4GBと

いうのも多いが、なんで、typeRmasterのほうが少ないのさ?


<こたえ>

実際、4GB搭載しても、32bitOSのWindows Vistaでは、

認識できるのが3GBまでだから。


<ぎもん2>

なんで、ノートでは1GB無駄になるのに、4GBにするのさ?


<こたえ2>

ノートなんかでは、メモリスロットが2基しかなく、さらに、

同じ容量のメモリを2枚挿すと高速化となる「デュアルチャンネル転送」

に対応だと、メモリ3GBにするには、2GB×2にするのがベスト。

(1.5Gメモリなんてものはない)

その点、typeRmasterは、メモリスロットが4基あるため、無駄のない、

512MB×2、1GB×2 という、ぴったり3GBという構成が可能ってわけ。

もちろん、同じメモリを2枚ずつの組み合わせなため、高速な

デュアルチャンネル転送となるし。

(もちろん、2GB×2=4GBにしてもいいが、やっぱり3GBまでの認識)


ということで、せっかくのtypeRmasterなんだし、CPUや、チップセット

高性能ぶりを考慮して、メモリは、最大の3GBがオススメだろうね。

1万円も値下がりしたし。


●まとめ


今回の新typeRmasterは、CPUのグレードアップ、メモリの値下がり、

そして、Adobeソフトのバージョンアップ。

こんな感じ。もちろん、BD-J対応のClick to Diskなんかも、他のVAIO

同様、搭載になってる。


いきなりですが・・・「店長野田がもし買うなら、このカスタマイズ」

のコーナー!!!


 Adobe Premiere Pro CS3

 Adobe Photoshop Lightroom


ハイビジョンの編集と、RAWデータの編集がやりたいから、↑この

ソフトが必要。

ってことで、選択機種は、「US」。


こちらの、シミュレーションで一緒に見ながらどうぞ。


0129typer2.jpg


プロセッサーは、2コアの一番はやいのを。

○メモリは、値下げにつられて、3GB

○ハードディスクは、ハイビジョン編集するし、デジタルチューナー搭載して、

 ハイビジョン番組の録画もするから、1TBくらいにしといた。

○セキュリティーは、更新がめんどいから、まとめ買いの2年分。

○日本語入力は、おバカな○○-IMEでなく、かしこい、ATOK 2007を。

 (まもなく、2008発売だから、あとから買うのでもいいかも。)

○もちろん、ドライブは、ブルーレイドライブ。

○ディスプレイは、一度使ってみて、もうやみつきになってしまった、24型を。

○これだけの買い物、7,500円くらいの保険をけちって、あとですごい

 修理代払うようなトラブルあったら、泣けるから、ワイドをチョイス(笑


1/29現在、このスペックで・・・547,900円。キャンペーンや値下げなど、

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