VAIO typeT(TT90) SSDについて考える(前編〜分解〜)

typeZにも、後からSSD256GBが搭載可能というのが発表されて
から、もうね、SSDが気になって気になって(笑

ということで、やや個人的な感じしまくりだが、店頭にある、
SSD搭載モデル「typeZとtypeT」のうち 256SSDのtypeTを使って、
色々検証してみようかなと。それに、typeTは、まだまだ
ブログで紹介しきれてないことてんこ盛りなんで、
それも兼ねて。というのが、大義名分・・・。

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typeT搭載の、SSD256GB(RAID0)。HDDのようにケースに
 入ってるわけでもなく、むき出し状態。しかも、RAID0だから、
 これと同じものが、もう1枚、実はこの下に隠れてたりする。
 2枚構成ってわけ。

さて・・・SSDの検証はいいけど、なんで、分解が必要なのか?

説明すると長くなるんで、読んでいけば徐々にわかります・・・!
ひとまずは、続きを読んでいってくださいな。

 


まず、最初に・・・分解は自己責任でお願いします。

決して、このブログは、分解を推奨しているわけではないので・・・。


作業に入る前に、お祈りを・・・ 当然ACアダプタ、バッテリーは、

確実にはずそう。ついでに、はずした後、内部の帯電を放電する意味で、

電源スイッチを何度か、連打しておく。


●必要なモノ


 ・精密ドライバー:+の#1と#0のサイズ。とかっこよく書いたみたけど、

  100均の精密ドライバーセットで十分

 ・気合いと勇気  ←ただこれが書いてみたかっただけ(笑


●裏面のビスを、ひたすらはずす


 とにかく、長さもいくつかあるし、浅いビス穴に長いビスをぶちこんだ

 りすると、大変なので、はずしたビスは、間違わないように、

 きっちり管理しておこー。

 ↓の写真を拡大印刷でもして、はずしたビスを貼り付けるとか。。。


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↑の赤矢印がはずすべきビスのはず・・・関係ないのも含まれてる

かもしれないが、特に悪影響はないんで。

ここでは、全部で、21本をはずそう。が、何カ所か注意が必要な

ポイントがあるので、説明しよー。


ポイントその1


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↑電源スイッチ側のゴム足周辺。

ゴム足に隠れてるビス。ここは、男っぽく、思い切って、ゴム足を

力技で。両面テープではっついてだけ。1回はずしたくらいでは、

粘着力は問題なさそう。

このビスをはずすと、ゴム足の台座パーツがはずれる。

さらに、その台座の下に、はずすべきビスが一本隠れてる。

なお、反対側のゴム足は、はずす必要がないが、台座パーツは

ビスをゆるめてはずし、さらにそこに隠れてるビスも一本はずす。


ポイントその2


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↑PC Expressカードスロットのダミーカードをはずすと・・・


一本隠れてる。簡単にアクセスできるビスだけど、意外と盲点。

実は、一番最後まで、気づかなかった。手こずらされた;


ポイントその3


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↑パーム側手前に、フタをされた、ビスが合計3カ所ある。

 写真で、反対側にもう1カ所ある。


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↑これは、右写真のように、突起ブツで、ひっかけて固定してる

 だけ。できたら、小指の爪あたりの薄くて、堅くもなく柔らかくもなく

 なモノで、隙間につっこみ、そーっと手前へひっぱってやると、

 スポッとはずれる。。。はず。


と、これで、必要なビスは、すべてはずれただろう。


●キーボード面をがばっとはずそう


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パーム部手前から、そーっと、もちあげてやれば、はずれる。

が、すこしコツが。

向かって左側面のマイク端子とヘッドホン端子が、側面カバーに、

はまっているので、まずは、キーボード右側をかるーく浮かしてやる。

それでも、うまくいかなければ、左端子カバー(シルバーメッキ部)を

ガバッとはずしてやれば、OK。


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↑ここまで浮いたら、あせらず、フラットケーブルをはずそう。


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↑そのフラットケーブルは、マザーボード側に、ロックとかなく、

 ささってるだけ。とはいえ、ケーブルを傷つけないように慎重に。


このケーブルをはずせば、あとは、シリンダー部が、軽くツメで

固定されているのを注意しながら、そのまま、キーボード部を

持ち上げてやれば、ポロッとはずれる。


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↑じゃーん。ひとまずは、おつかれさまー。

 ~~旦_(- 。- )ままお茶でも。


SSDをながめよー。


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右のどでかいのが、BDドライブ。その左下となりにあるのが、

SSD。なんかかなり小さく見える。というのも・・・元々搭載サイズは、

HDDでいうところの、1.8インチタイプ。だから、小さい。


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↑HDD搭載モデルの場合。


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↑フツーのノートは、(左)2.5インチ。右は、typeTの1.8インチ。

 両サイドの黒いのは、ラバー製で、緩衝の役目。


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↑SSD256GB。よく見て欲しい。向こう側にも、手前にも、

 接続端子が見えるはず。実は、128GBのSSDが2枚あるってことだ!


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↑ケーブルも、2台のSSDを接続するために、ものすごいことになってる。

 しかも、2台のSSD接続端子(SATA)よりも、マザボ側には、BD用の

 SATA端子が。となりのSSDSATA端子とは、密着しているって

 言えるほど。


SSDRAIDについて、ちょっと考える。。。


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↑128GB×2のRAID0構成ってのは、その言葉どおり、128GBのSSD

 2枚でできてる。ハードディスクが、2個のっかってるのと、同じってこと。

 それで、RAID0構成となってるってことは、マザボ側で、RAIDコントローラ

 が搭載されてるってことだ。


ここで、問題なのが・・・。


typeZや今回のtypeTオーナーで、とりあえずは、HDDにしておいて、

あとから、SSDへ自力で載せ換えようと思ってる人も少なくはないはず。

おそらく、ソニーのSSD換装サービスを利用するよりも、お安くできる

だろうし。


ところが、RAIDにするには、まず、VAIO本体をRAID対応にしてやって、

例の特殊なケーブルも必要。

また、↑の写真のように、2枚のSSDを固定する取付金具も必要だったり。


実際、HDD200GB搭載の店長野田のtypeZでは、BIOSメニューには、

RAID関係はないが、SSD256GB(RAID0)のこのtypeTには、BIOSに、

RAIDメニュー表示非表示の項目があるし、、RAIDカスタマイズメニューも

用意されてる。当たり前だが。


ということで、HDD搭載モデルや、SSDRAID構成じゃないモデルの

場合は、自力で、SSDRAID化は、ムリなのかもしれない。。。

んじゃぁ、RAID化はあきらめて、SSD化だけしようか???


明日は、、、RAIDの有効性を検証してみる。


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VAIO typeTについては、こちら


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