ウォークマン最高峰Xシリーズがやってきた!(音質チェック編)

正直・・・ブログ書きたくないし・・・^^;
店頭に期間限定でやってきた、ウォークマンXをひたすらさわってたい・・・。
イヤイヤ、ちゃんと仕事しないと^^;

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ということで、通常なら外観から行くところだが、やはり、Webやカタログからは
到底、伝わらない、音質チェックからいってみよー。
ウォークマンXシリーズは、やはり、そのデザインに目がいくが、
そこは、ウォークマン
音楽を聴くのが本来の役目。ウォークマン最高峰を名乗るだけに、その音質に
非常に期待が高まる・・・。
(正直、、、かなりオタクな内容になってしまい、どれだけの人が最後まで読んで
くれるか・・・^^;)

 

ウォークマンXには、全部で6種類の高音質化の技術が盛り込まれてる。
公式サイトには「6種類のクリアオーディオテクノロジー」と書かれてる。

1.フルデジタルアンプ「S-Master」
2.デジタルノイズキャンセリング
3.「DSSE」(Digital Sound Enhancement Engine)
4.クリアステレオ
5.クリアベース
6.大口径13.5mmEXヘッドホン

やはり、注目なのは、今回ウォークマンにはじめて採用された、主にハイエンド
オーディオ機器用の、フルデジタルアンプ「S-Master」。
音のひずみを抑え、原音に忠実な再生を可能にする。。。
これをふまえて、じっくりと試聴してみる。

●音質チェック

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ウォークマンXシリーズの高音質を支えるのが、フルデジタルアンプ「S-master」

お気に入りの音楽を聴いてみた。曲はナイショ^^;まぁ、流行のミーハーな
女性ボーカルの曲っす。

まず、第一印象として、音の透明感。S-Masterの威力か?
一つ一つの音なり、楽器なり、ボーカルなり、それぞれがしっかりと聞き分けできる。
最近のウォークマンの音の味付けは、どちらかというと、高音低音ともにメリハリが
強く、悪く言えば、ドンシャリ気味。
ところが、Xシリーズは、高音の伸びが上品で、低音にはクリア感があり、
心地いい迫力。

が、聞き込むと、やや印象が変わる。ソースにより、高音だけが耳障りに感じる。
特に、ポップス系で、高い声の女性ボーカルや、シンバルなどは、キンキン気味。
まさに、今回、試聴した音楽。
それでも、iPhoneなど、他のシリコンプレーヤーに比べると、全然心地いい程度。

とはいえ、ここまでの高音質、もう少し、イコライザをいじることで、自分好みに
追い込んでみたい。

★イコライザでさらにいい音に!

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イコライザは、オフを含めて、5つのプリセットがあらかじめ用意されている。

オフ
ヘビー
ポップス
ジャズ
ユニーク

各プリセットの味付けは、右のイコライザポジションを見ると、だいたいわかる。
親切。

高音が気になってしまった、試聴したポップス音楽は・・・
そのままずばり、ポップスを選ぶと・・・
非常にいい具合に高音が押さえられ、よりいっそう心地いい音に。
プリセットされたポップスの味付けは、横のイコライザポジションを見てみると・・・
ふむふむ、高音を少し押さえて、低音を少し持ち上げてるわけか。キンキンが
押さえられ、ボーカルが少し前に出てきて聞きやすくなる感じ。
が、試聴したソースでは、少し低音がきつくなる。そんなときは、プリセットされた
ポップスのイコライザポジションをカンニングしつつ・・・カスタムする。

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タッチパネルだから、イコライザボタンの操作も直感的でわかりやすい。
が・・・やはり、iPhone同様、機械ボタンなしの操作なので、多少慣れは必要
かもしれない。

このカスタムポジションは2つ用意されていて、好みの設定を2つ記憶させることが
できる。
結局、低音はそのままで、高音だけを1レベルだけ押さえてみたところ・・・うん!
まさに好みの音に!ほどよく高音が伸び気持ちいい。全体的に透明感があり、
素直な味付け。また、よりいっそうボーカルがクリアに聞こえる。
店長野田ご満悦でございます。

S-Master&DSEE&CLEAR BASS&CLEAR STEREOと高音質機能てんこ盛り
(あえて、デジタルノイキャンは含めず)のXシリーズなんだから、是非、自分好み
イコライジングして楽しんで欲しい。。。

ノイズキャンセリング

ウォークマン発表日の当ブログからの抜粋でちょっとおさらい。

約98%のノイズをカットするという、デジタルノイキャン機能・・・。この98%ってのに
匹敵するヘッドホンと言えば・・・

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ノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC500D ソニスタ価格39,800円
ノイズを約99%カット!!

4万円のヘッドホンに匹敵するノイズカット性能。。。

これだけみても、ウォークマンXのゼイタクさがわかるってもんだ。

★デジタルノイキャン機能、、、その力を体感してみる

一応、比較用として、アナログタイプのノイズキャンセル機能を搭載している、
ウォークマンNW-A828を使ってみた。
ノイズ源として、、、「多機能 高精度 テスト信号発生ソフト」を使用する。
このソフトで、ホワイトノイズ(簡単に言うと、低い音から高い音までを、
まんべんなく含む音のこと。ザァァァな感じの音がでる。)
パソコンのスピーカーじゃあれなんで、それなりのアクティブスピーカー
もあわせて使用。

ソフトを起動し、ホワイトノイズを選び、再生ボタンをポチッ。
すると、ザァァァってな音が出る。
ここで、ウォークマンXはサイレントモード(HOMEメニューにするだけでも可)、
A828は、音楽再生にし、一時停止。この状態で、それぞれのノイキャン機能
を聞き比べる。

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ま、違いは明らか。ウォークマンXは約98%カット、A828は75%カット。
この差は、とんでもなく大きい。

が、ウォークマンXが98%だからといって、ホワイトノイズの音の高低すべて
に効果があるわけじゃない。公式サイトにも「航空機シミュレート下における」
と書かれてるとおり、普段はあまり聴くことのないような音階の雑音は
対応していないっぽい。不要と判断したので正解かと。
実際に、特定の周波数に対しては、効果はないものの、耳障りな音は、
きれいさっぱりなくなったと思える。
細かいことを言えば、音楽再生時には、気持ち高音に影響が出るように思える。

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上:ウォークマンXシリーズ、および、typeP
下:従来のウォークマン

ちなみに、今回のノイキャン用ヘッドホンは従来のウォークマンのタイプの
変則5極ジャックとは違うもの。
フツーのステレオミニジャックに近いスリムタイプな5極ジャック。
実はこれ、VAIO typeP にノイキャン機能を追加したときに付属する
ヘッドホンと同じ。実際に、typeP のヘッドホンを接続しても、ノイキャン
はきっちり働いた。

 

●まとめ

正直、これほど、気持ちよく聴かせてくれるとは思わなかった。
やはり、フルデジタルアンプ「S-Master」の力が大きいのか。
一般的なオーディオ機器とは違い、ポータブルオーディオプレーヤーは、
外出先など、ある程度雑音があるところでの視聴を想定しているせいか、
原音をいかに忠実か?というよりは、気持ちよく聴けるように、多少味付け
がされてる。ウォークマンXは、非常に高音質なため、その多少の味付け
が、逆に気になってしまうことも。そんなときは、イコライザで、自分に
ベストの音にカスタマイズすることで、より一層、音が楽しくなる。
まさに音楽♪ なんて、ちょっと自己満足なフレーズで、おしまい。。。

もちろん、つづく・・・。

 

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