全部盛りサイバーショットDSC-TX300V、TransferJetを試す!(ちょっと悲しい;)

発表直後の当店ブログで書いたけど、TransferJetの未来が少し明るくなってきたと・・・。
TransferJet対応メディアも対応PCも不要で、DSC-TX300Vを買えば、すぐにTransferJetを利用できる。これが、最大のポイント。

PCにUSB接続した付属のマルチステーションの上に、TX300Vを載っけるだけ。これで、写真データが、シュパーンと、PCへコピーされるんだから。すごいよね。


●TransferJet の使い方

↑パソコンとマルチステーションをUSB接続し、その上に、TX300Vを載せ、電源オン。

↑この表示が出れば、OK。ちなみに、マルチステーションに置く前に、すでに、電源オンの場合は、置くと、数秒後に、TransferJetモードに勝手に切り替わる。
しかも、、、同時に給電してくれてるから、カメラのバッテリー残量の心配もいらない!TransferJetと非接触充電&給電って、ものすごく相性いいよね^^

20120309transfer05

↑PC側では、メモリーカード(今回は、Xperiaに使ってる、MicroSDを挿したため、PHONE CARDという名称になってる)と、内蔵メモリーリムーバブルディスク)が、表示される。

あとは、必要な写真をコピーするだけ。本当に楽ちん。

●TransferJetの転送速度

さて、この便利なTransferJet、、、転送速度速いのか?

実際に、ファイルコピー時間を計ってみた。

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↑容量77.1MBのmp4ファイル。メディアは、MicroSD16GB。

まずは、

Xperia NX付属の、USB MicroSDリーダーライターで。

20120309transfer08

↑約5秒。

では、つづいて、TransferJetで。

20120309transfer09

↑約10秒。。。2倍!?

手動測定だから、かなり誤差はあるにしても、やはり、USBにはかなわないんだねぇ。

もっと正確に転送速度を測定するには、、、当ブログでもおなじみになってる、

20120309transfer10

CrystalDiskMark を使いたいところだけど、、、これ、使用できないんだよねぇ。理由はのちほど。。。

●TransferJetの、大きな弱点・・・。

いやもうね、これ、まじで、やばいね。TransferJetの存在価値までもが、ビミョウになるほどの、弱点。惜しいというか、、、こんな便利なTransferJetなのに。

それは・・・

TransferJet転送の場合、TX300V側のメモリー(内蔵含む)は、リードオンリー
ソニー窓口へ確認済み。仕様ですとのこと)

やばいよね。これって。致命的とすら思えてしまう。
っていうか、これ、常識?さわぐほどじゃない?
TransferJet素人だから、この事実に驚愕!

わかる人は、瞬時にこのやばさを理解してくれるだろうけど。なにが、どうやばいかというと、、、

写真データをPCへコピー後、、、TX300V側のデータを、PCで消去ができない。もちろん書き込みも。

ということ。もっと具体的に書くと。

TransferJetで写真データをPCへコピー後、写真データを消去するには、以下の3つの方法のみ。

方法1:TX300V本体を操作して、メディアの中のデータを消去する
方法2:メディアを取り出し、USBアダプターなどでPC接続し消去する
方法3:TX300V本体をPCと直接USB接続し、消去する(※)

(※)TX300VをPCとUSB接続した場合のモード設定について
デフォルトでは、USB接続設定がオートとなってる。

USB接続時、TX300V画面にMTPと、表示された場合、データ消去はできない。
TX300VメニューのUSB接続設定で、「オート」→「Mass Strage」に変更すれば、消去可能。ただし、内蔵メモリーのデータはこれでも消せない。

方法2や3を選ぶくらいなら、TransferJet使わず、その方法の接続なりをしたときに、まとめてコピー&消去したほうが、転送速度も速くなるし、手間も減る。

で、方法1は、、、たいていの人が、、、めんどくせーって思うはず;

ということで、TransferJetを使用する場合は、写真データを削除しないというのが前提。と言ってもいいかもね。

ファームウェアアップデートなんかで、改善できないんだろうか?
TransferJetの根本的な仕様で、リードオンリーとなると・・・まじやばい;
(TransferJetは、全く使ったことなかったし、全然知識ないんだよね;)

CrystalDiskMarkを使えない理由

するどい人はおわかりですね?TransferJetでは、リードオンリー=書き込みできないい。ってことで、測定用データを書き込めないから、CrystalDiskMark使えないわけだね。

●まとめ

えと、、、どうしよう。
もう一歩で、劇的に便利になりそうな、TransferJetなんだけど。もう、フォローのしようがないのが、正直なところ。リードオンリーでさえなけりゃ、本当に便利なんだけども。なにかの間違いであってほしい。
「PCにコピー後、削除しない。」これが大前提なら、すごく便利な機能。ポンとマルチステーションに置くだけの簡単さは、多少の転送速度の遅さも気にならないくらい。

ソニーさん、なんとかして!
(一応、、、ソニー特約店窓口へは、強く改善要求の声を、設計各署にフィードバックするようにお願いした)

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