防水ハンディカムHDR-GW77V 実機レビュー

毎度のコトながら、AV機器は、ほぼ、発売日よりも前に入荷する。。。
ってことで、防水ハンディカムHDR-GW77V、本日入荷したんで、早速、さわってみた!

●開梱してみよ。

まるで、サイバーショットの梱包のように、薄くてコンパクト。

↑最近のデジタルモバイル機器って、本当にシンプルっていうか、付属品が少ないというか・・・。

↑紙モノ以外。本体の他、ストラップ、バッテリー、チャージャー類。

●付属品をチェック

↑チャージャー類は、チャージャー本体とACケーブル、そして、USB-microUSBケーブル。スマフォと使い回しが可能。

HDMIケーブルも、ついに、HDMI-ミニHDMIじゃなく、HDMI−microHDMIケーブルとなった。従来ハンディカムは、ミニHDMIだった。充電用ケーブルとHDMIケーブルが、スマフォと共通になるメリットはでかいね。持ち物減る!

↑充電器本体。ハンディカムのチャージャーとしては、なかなかコンパクト。

↑本体、両サイドに、それぞれ、端子あり。

↑出力は、1.5A。

充電時間は・・・

・付属チャージャー→140分
・PC充電→200分

充電しながらの撮影は、1.5Aが必須らしい。PCは、基本0.5Aのはずだから、充電しながらの撮影はできないね。(店頭にある、VAIOは全滅だった。)20120523hdrgw77v12

↑付属バッテリー。

サイバーショットでおなじみのバッテリー!
スマフォの充電系との共通化に加え、サイバーショットのバッテリーとも共通化したのも、ユーザーの利便性を考えれば、拍手したいね。

●本体チェック

防水対応っていうと、ちょっとごっついのを連想しがちだが。
サイバーショットDSC-TX300V」しかり、、、この、ハンディカム「HDR-GW77V」しかり。

ぱっと見どころか、手にとっても、防水対応とは思えない印象。

↑29.8mm-298mm(光学10倍ズーム)の、ソニーGレンズは、撥水性に優れたフッ素コートガラスで防水。濡れたときに、レンズ前にいつまでも水滴があると、撮影のジャマだ!ってことで、防水目的というよりは、撮影目的ってわけだ。

再生スピーカーはともかく、、、マイクは、、、やはり、防水ってことで、厳しいこと言えば、高音がややこもり気味な印象。が、十分、合格点とは思う。

↑ハンディカムを構えた状態での右側面。左は液晶があるが、こちらは、なんにもなし。水に触れること前提の商品だけに、革素材や、金属素材は極力控えられ、樹脂素材中心にしてあるんだろう。見える範囲では、レンズ面と液晶画面以外は、オール樹脂。シルバーのレンズ回りも樹脂。

↑左側面。ボタンもなんにもなし。

↑バッテリーのフタは、、、底面のツマミをスライドさせて、フタ自体を下へスライドさせることで、開く。

↑底面。バッテリーフタUnlockツマミの他、三脚ネジと、スピーカー。

↑フタの裏には、メモリーカードメモリースティックマイクロ、マイクロSD)の方向を示す刻印入の、「パッキン」が仕込まれ、水分をシャットアウトする構造になってる。

 

↑バッテリーフタを開けると、中は、microUSB、microHDMI、メモリーカードスロットが登場。

●動画性能は?

結論から。

十分!

色のベッタリ感もないし、階調も十分だし。

気になったのが、手ブレ補正機能。

「光学式手ブレ補正(アクティブモード)」

という、タテヨコ、回転方向と3方向の強力な手ブレ補正が搭載されてるが・・・

↑どうも、今一歩な感じは否めない。

で、、、どうやら、ハンディカムの構え方に問題があった。。。

縦型、横型では、、、腕の肘の位置が大きく変わる。
縦型の場合、手首から先が、無理ない角度になり、自然と脇もしまり、肘が体に密着する。結構楽な姿勢。
横型の場合、手首から先を、かなり手前に倒す必要があり、それを少しでも楽に使用と、肘がかなり前のほうへ突き出す格好になるはず。

縦型・・・肘が体に密着→体と一緒に揺れる。
横型・・・肘が体から離れる→ある程度、揺れを腕が吸収。

ってことに、気付いた。実際に、肘を話して、撮影してみると・・・HDR-GW77Vの手ブレ補正機能も、相当、効果が高いことがわかった。(気付いたのが夜だったので、動画公開できるほどの映像じゃないので)

縦型カメラでの撮影時は、肘のポジションに注意した方がいいってわけだ。

●静止画性能は?

結論から。

ソートー、厳しい;

DSC00001

DSC00004

↑どちらも、HDR-GW77Vで撮影した静止画。クリックで、生データ。

厳しいと書いたが・・・なにを基準にするかってとこではあると思うけど。
まず、絞りが、菱形絞りのため、上位モデルの虹彩絞りには、到底及ばない。

16:9時500万画素(最大2040万画素)は、、、進化したケータイ電話のカメラ性能を考えると、高くはない。画素数がすべてとは言わないけど、ソニーならもうちょっとがんばれるんじゃね?

とりあえず、静止画も撮影できますよ。ケータイで撮影した方がきれいな場合もありますよ。という風に思っておいた方がいいかな。

厳しいこと言うと、、、静止画にかなり重きを置くなら、、、同じ防水性能を持った、サイバーショットDSC-TX300V」を検討してもいいかもしれない。サイバーショットの動画性能も相当よくなってきてるから。

●まとめ

辛口批評もしたけど、、、ある意味、得手不得手がはっきりしてて、ツボな人には、思いっきりはまる、面白い製品だと思う!

このコンパクトボディに、防水・防塵・耐衝撃性能を搭載してることのメリットは、かなり大きい。とにかく、取り回しが楽になるからだ。
日常、動画での記録が多い人にとっては、天候も気にせず、カバンのなかに、なんの気遣いもなく放り込んでおけるサイズや、頑丈さ。バッテリーも、薄型のGレンズだから、予備も持ち運びしやすい。

ってことで、普段撮り、マリンスポーツ、アウトドアなんかでは、思いっきり活躍してくれることだろう。アクティブな人には、特におすすめできる!

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