α NEXに、接写リングつけてみた。

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↑接写リングは、たくさん種類あるが、これは、安原製作所の製品「NANOHA TUBE)

「もうちょっと寄って撮影したい」を可能にする、接写リングをお借りした。
(たびばちさん、ありがとうっ!)

どんなレンズでも、レンズ→接写リング→カメラ本体と、、、レンズとカメラの間にはさむだけで、ぐっと最短撮影距離が短くなるという、接写リング。

屈原理は、ぐぐってもらうとして、実際に撮影したものを確認してみてくださいな。


●NANOHA TUBE 概要

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↑まず、箱出しの状態で、こんな感じ。知らない人が見たら、まず、なにするものかはわからないだろう〜〜^^;

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厚みが16mmと、10mmの2種類からなる。
この2種類を、組み合わせることで、レンズとカメラ本体の間を、「10mm」「16mm」「10mm+16mm=26mm」と、3パターンを使い分けることが可能。

リングっていうだけあって、真ん中は空洞。接点が見えるが、これは、電気的にカメラ本体からレンズ側へ、中継してるだけ。特別な仕事をしてるわけでもない。だから、カメラ本体側では、接写リングが付いてるという認識なしで動作する。もちろん、オートフォーカスなど、本体の機能で弊害になるものは基本的にない。

と、、、見ての通り、接写リングは、レンズとカメラ本体の間の距離を変えるだけのシロモノ。価格も、この高級なNANOHA TUBEで、10,800円。安いモノだと、1,000円台なんてものも。レンズに比べると相当お安い。マクロレンズを買うことを考えると、ちょっとした近接撮影なら、接写リングを1つ持っとけば、代用できてしまう。

●使用機材

・カメラ
NEX-5R

・レンズ
1.E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS『SELP1650』
2.E30mm F3.5 Macro 『SEL30M35』
3.70-300mm F4.5-5.6 G SSM 『SAL70300G』マウントアダプター『LA-EA2』
4.100mm F2.8 Macro『SAL100M28』マウントアダプター『LA-EA2』

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NEX-5R+16-50mmパワーズームレンズ+NANOHA TUBE(10mm+16mm)

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↑マウントアダプター「LA-EA2」+「70-300Gレンズ」+NANOHA TUBE(10mm+16mm)

●被写体(宣伝兼ねて♪)

被写体は、、、店長野田の新たなヘビーユースバンナイズ製品の「絶賛発売中のデジアナ4」。その写真、赤矢印あたりを狙って、シャッター切ってみる。繊維がどれくらい写るのか!?

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ところで、、、
最近、バンナイズしゃちょーが火付け役となって、ヒモブームが到来!?
「バンナイズ紐」なる、オリジナルの紐まで登場し、現在、バンナイズさんのウェブショップで販売開始したばかり。コールオンラインショップでも明日あたりに販売開始予定。

で、、、バンナイズ紐を待ちきれず、昔買ったアウトドア用の少し太い紐を引っ張り出してきて、着せ替えして使用中の、店長野田のデジアナ4。
同様に、お客様方も、紐を着せ替えるどころか、編み編みして、独自のカスタムをお楽しみ中のご様子^^
基本、黒い紐なのを、違う紐に変えるだけで、がらっと雰囲気が変わる。

デジアナ格納庫-4オープンサブバッグTeddys Model/T1-D/ワイド(低反発クッション材底パット入り) 『VC259』

●E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS『SELP1650』の作例

焦点距離16mmの場合

PZ16

↑レンズのみ。

PZ16ー1016

↑NANOHA TUBE(10mm+16mm)

PZ16ー16

↑NANOHA TUBE(16mm)

PZ16ー10

↑NANOHA TUBE(10mm)

焦点距離30mm(←特に深い意味はないけど、16-50レンズの真ん中あたりってことで)

PZ30

↑レンズのみ。

PZ30ー1016

↑NANOHA TUBE(10mm+16mm)

PZ30ー16

↑NANOHA TUBE(16mm)

PZ30ー10

↑NANOHA TUBE(10mm)

焦点距離50mm

PZ50

↑レンズのみ。PZ50ー1016

↑NANOHA TUBE(10mm+16mm)

PZ50ー16

↑NANOHA TUBE(16mm)

PZ50ー10

↑NANOHA TUBE(10mm)

●まとめ

DSC_0214

接写リングの厚み、、、例えば、NANOHA TUBE10mm+16mm=26mm以上の、焦点距離のレンズが推奨となってるが。。。
見ての通り、焦点距離16mmでの撮影が、最大倍率になってるように、試してみないとわからないっぽい。

メーカーサイトには、

『レンズ毎の撮影可能範囲などは実写して確認するのが「楽しい遊び方」です。』

と書かれてるように、数値に頼らず、実際に撮影してみろ!ってことですね。

で、焦点距離16mm+(10mm+16mm)での場合、、、↑この距離でピントがあうわけ。被写界深度もすごく浅くなるから、ピントがとにかく合わせるのが難しい。マニュアルフォーカス推奨。
ここまで近寄れる被写体じゃなければ、NANOHA TUBEを、16mm or 10mmにするか、ズームで調整すればよさげ。

●E30mm F3.5 Macro 『SEL30M35』の作例

MACRO30

↑レンズのみ

MACRO30-1016

↑NANOHA TUBE(10mm+16mm)ほぼ被写体に密着のため、まともに撮影できず。照明を工夫すれば、どうにかなるだろうけど・・・。

MACRO30-16

↑NANOHA TUBE(16mm)

MACRO30-10

↑NANOHA TUBE(10mm)

●まとめ

マクロレンズだけに、10mm+16mmだと、被写体に密着が必要。撮影不可能だった。裏側から照明をあてるなどの工夫が必要?
NANOHA TUBE16mmが、今回の撮影では、もっとも高倍率撮影ができた。

●70-300mm F4.5-5.6 G SSM 『SAL70300G』+マウントアダプター『LA-EA2』の作例

G70

↑レンズのみ。焦点距離70mm

G300

↑レンズのみ。焦点距離300mm

G70-1016

焦点距離70mm NANOHA TUBE(10mm+16mm)

まとめ

接写リングなしで、300mmズーム撮影と、あまり違いなし。。。

●100mm F2.8 Macro『SAL100M28』+マウントアダプター『LA-EA2』の作例

MACRO100

↑レンズのみ

MACRO100-1016

↑NANOHA TUBE(10mm+16mm)

こちらも、あまり違いなし。

●全体のまとめ

どのレンズでも、接写リングにより、被写界深度が極端に浅くなり、フォーカス取りがとにかく大変。また、遠方はまずフォーカス合わないため、実際には、屋内で、どっしり腰をすえての撮影になりそう。前述のとおり、リングの厚みの調整と、ズームレンズ使用の場合は、焦点距離の調整で、被写体との距離を調整すべし。
また、絞りは当然、開放だと、ますます、フォーカス取りが難しくなるので、撮影しつつ絞っていって頃合いを見つける感じ。

Eマウントレンズの2本では、どちらも効果はあったが、特に、16-50mmレンズのほうが、より効果が大きい。ただ、最短撮影距離が極端に短くなるため、被写体との距離を確保するのが難しい。

アダプター使ってのAマウントレンズの場合は、残念ながらあまり効果が得られなかった。70-300mmや、100mmといった望遠レンズだったから、もっと分厚い接写リングじゃないと効果が薄いのかな?もう少し広角よりのレンズで試してみればよかったか。

ってことで、
広角〜標準ズームレンズ持ちの方で、接写したくなるときがあるなら、、、
マクロレンズ買うほどでもないなら、、、
接写リングをカメラバッグに忍ばせておくのもいいかも。。。

amazonで、「接写リング Eマウント」で検索したら、1,500円くらいから、こーんなにたくさん種類出てきた。

ソニーストアでのお買い物はこちらからm(_ _)m

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おまけ

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↑アイボってわかるよね?じつはこれ、、、

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↑こんなちっちゃいのを、NANOHA TUBEで、接写したものだったりー^^

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↑すでに忘却のかなた・・・。なぜ、こんなのがうちの店にあるのか・・・。