パソコンのリカバリーは大変なんですよ

BRAVIAセール前日の金曜日、実は、朝11時から、店長野田の愛機「typeS」のリカバリ

作業していました。

終わったのが、19時・・・大変でした。

recovery

普通なら、こんなにかかるはずないんですけどね。

なんせ、店長野田のtypeSは、さまざまな特殊なことやってるので。

ご参考までに、店長野田のtypeSリカバリーの様子を。。。

●なんで?

そもそも、なんで、リカバリーする気になったかと言うと。

 なんか、微妙に遅い

これです。これだけです。

●もちろん、バックアップ

必要なものだけバックアップ。いやいや、そんなこと

してたら、時間かかってしょうがないです。

店頭メンテナンスマシン(パソコン)の巨大なハードディスクへ

typeSのハードディスク丸ごと、コピーとるんですね。

そうすれば、あとで、「うぉぉ、あのデータ、バックアップするの

忘れてたぁぁぁ」なんていうことになりませんから。

ただ、ここで問題なのが、起動中はコピーできないファイルが

あるんです。要するに、typeSが起動中は、全部のデータを

コピーできない!ということです。

そこで、typeSを分解し、ハードディスクをとりだし、メンテマシン

へつなぎ、丸ごとバックアップするわけですね。

こうすれば、かなり早くバックアップがとれます。ただし、それなりの

技術力がないと、ぶっ壊すハメになりかねないので、できれば、

信頼できる専門ショップ(うちのこと?^^;)にお願いしましょう。

ということで・・・

●typeSからハードディスクを取り出してみよう

1.当たり前といえば、当たり前ですが。ACアダプタ&バッテリーは必ずはずす

2.裏面の「↓」マークがついている、ねじをすべてはずそう。

  この「↓」マークがついていないねじは、基本的に分解には関係ないんです。

3.メモリ&ワイヤレスチップの格納場所の中に1本だけ、ねじが隠されてるので、

  忘れずに、はずそう。

memory_ura



4.ここポイント!!

  裏ねじだけでは分解できない。キーボードをはずそう!!

  F4キーとF12キーのところの「つめ」を押す。

  精密ドライバーは必須。100円ショップの精密ドライバーで

  十分なので、是非1セット、そろえておこう

keyboard_tume



5.キーボードをはずすと真ん中あたりが、フィルムケーブル

  でつながれてるのがわかる。注意してはずそう

  キーボードをはずしたら、その下に隠れていた、ねじ

  をはずす(5本くらいだったような・・・

key_hazusi



6.分解できました^^v

  さすがに、ボディぎっしりに部品達がつまってますね。左下の白く見えるのが

  光学ドライブ、それに乗っかるように茶色いフィルムケーブルでつながれてる

  のが、PCカードスロット。そして、お目当てのハードディスクは、右下。これまた

  途中から少し細くなったフィルムケーブルでつながってるのが、それ。

  さぁ、あとは、ハードディスクはずすだけだ!

 body_bunkai 



※おまけ

ni-mh

電源が入らない!そんなときは、内蔵電池も疑うのがセオリー

デスクトップなら100V電源、ノートならバッテリーと100V電源。

それだけと思っても不思議じゃない。じつは、デスクもノートも種類は

違えど、こんな風に「ニッケル水素電池」もしくは「リチウム

電池」が入ってます。腕に自信があれば、自分でとりかえて

みる?

fan

せっかく分解したんだから、エアスプレーなどで、ほこりを

吹き飛ばしておこう。特にファン。どんなに綺麗に使ってても

かならず、ほこりがつもってるはず。このtypeSは、ほこりが

宙を舞いました・・・



7.さて、脱線しましたが、これが、内蔵ハードディスク

  日立製でした。ソニスタモデルなので、必要に応じて、

   40GBの小容量タイプにカスタマイズしてあります。

hdd 

8.最後に3.5インチHDD用のケース(?)に接続して、USB or i.LINK

  でかめのHDD搭載のパソコンへ、データを丸ごとコピーして、

  バックアップ完了。

gaibu_hdd

ちなみに、慣れていれば、ここまで、10分少々。はじめてでも、40分くらい

あれば、分解できるかな?

あくまで、自己責任でお願いします!

※おまけ2

neji

分解までに、はずした、ねじたち・・・24本くらい?

●いよいよリカバリ

今のVAIOは、簡単です。Windowsから見ることができないところに

リカバリー領域というのがあり、Windowsから、リカバリーソフトを

起動して、画面の指示に従えば、簡単にリカバリーできます。

また、万が一のために、リカバリー領域は、特殊な操作をしなければ、

削除できなくなってます。削除するのは、リカバリーソフトを使い、

リカバリーディスクを作成してからです。

リカバリー終われば、さきほどバックアップした、ハードディスクデータ

を復旧すれば完成です。とは言っても、この復旧作業は大変です。

・メール設定&データ

・ネット設定

・お気に入りデータ

・使用しているアプリケーションソフトのインストール

・その他、企業秘密なことの復旧

総作業時間6時間のうち、1時間がリカバリー作業。あと5時間はデータの復旧作業

でした;;いろんな特殊なことやってるので、普通より時間かかるんです・・・

●無事リカバリー作業終えて・・・

・とにかく、処理がはやい。Windowsの起動&終了、アプリの起動・・・すべてがはやい!!

・ファン騒音が少なくなった。掃除した成果でしょう

と、苦労した甲斐は十分ありました。

★なんか調子が悪い。そんなときは、思い切ってリカバリーするのもいいですよ!

お疲れ様→自分