店長野田のVAIO typeZ SSD化計画その3(使用上の注意)

店長野田のtypeZ、SSD化して、2日たったが、相変わらず
絶好調で、サクサク♪

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とはいえ、Windows Vistaは、正式にSSDをサポート
というか、対応というか・・・していないため、いくつか
使用上の注意が必要。

 


SSDは、デフラグ不要


カセットテープや、ビデオテープなどのテープモノは、

連続的な書き込み&読み取りしかできないため、

ランダムアクセスができない。


それに対して、CDやDVD、そして、HDDなどの

ディスクモノは、断続的な書き込みや読み込みといった、

ランダムアクセスが可能なのが、特徴。

とはいえ、ディスク上に書き込まれたデータは、断続

的よりは、連続的なほうが、ヘッドの移動距離が少なく

なるから、速度も速くなるし、故障も少なくなる。

ということで、パソコンでは、データが散らばって断続的

(断片化)になっているのを、定期的に連続的に整理整頓

する作業=デフラグが必要。というか、デフラグしてやった

ほうがより快適になる。


さて、、、話は変わって、SSDについて。

SSDには、以前も少しふれたが、書き込み回数制限が

ある。そのため、同じところに何度も何度も書き込む

よりは、SSD内のメモリ全体に、マンペンなく書き込むほうが

よりSSDの寿命が延びることになる。

また、SSDは、ディスクではなく、メモリタイプのため、

ヘッドが存在せず、データが断片化していても、速度には

影響はない。まとめると、

 ・SSDは、マンベンなく、データ書き込みするほうが長寿命。

 ・SSDは、断片化していても、速度に影響はない。


ってことで、SSDは、デフラグしてはいけない!


最近のSSDでは、マンベンなく書き込むようにコントロール

されているくらい。


さて、、、またまた話は変わって。。。

Windows Vistaでは、なんと、デフラグが「定期的に」、そして、

「自動的に」行われるように、「最初から」、スケジュールが

組まれている!!!!

SSD化した場合は、このスケジュールを停止しておく必要が

あるわけだ!!!


20081117ssd2.jpg

↑ドライブのプロパティから、ツールタブを選び、

 最適化するをクリック


20081117ssd1.jpg

↑「スケジュールどおりに実行する」のチェックを外し、OKを。


是非、SSD化した場合は、忘れずに、スケジュールをはずしておこう。


なお・・・typeZで、SSDが最初から搭載されているモデルを買った人も

スケジュールをはずすのを忘れずに。なんと、工場出荷状態で、

SSD搭載されているにもかかわらず、スケジュールが組まれている

ので^^;


Windows Vista SP1から、SSD搭載時は、自動的にデフラグしない

 ようになったという噂もあるが、裏がとれない。念のため、

 スケジュールをはずすほうが賢明かと。たいした作業じゃないし。


●メモリは、できれば、最大の3GBほしい


SSDは、書き込み回数制限があるため、無駄な書き込みは

さけたい。

そのため、メモリは、Windows Vista(32bit)の使用可能上限の

3GBめいっぱい搭載しておき、少しでも、スワップを防ぐ方が、

書き込み回数減少につながる。


SSD完全対応は、次期バージョンWindows7から・・・。


以上のように、Vistaでは、デフラグの件のように、今ひとつSSD

対応できてないと思われる。

↑で、SSD側で、データ書き込みをできるだけ、マンベンなくするよう

にしていると書いたけど、それも限界がある。

というのも、一回書き込んだデータを、Windowsでゴミ箱へポンして

削除したとしても、その情報を、Vistaでは、SSD側へ情報伝達

するしくみにはなっていないという。。。

また、VistaをメインOSとして、使うようになってから気づいたけど、

なんにもしてなくても、Vistaって、やたらとディスクアクセスが多い。

このあたりも、SSDへの配慮ができていないんじゃないかなと。


Windowsの次期バージョンの「Windows7」では、そのへんも含めて、

SSDに対応するようで、「SSD」と「HDD」は、ベツモノとして管理

するようだ。

さらに、Vistaでは、必要ディスク容量が20GBと大きく、すっかり

価格のこなれた8GBや16GBのSSDでは、インストールすること

すらできない。それに対して、Windows7では、8GB程度で

動作するという話もある。かなりのスリム化はまちがいない

ようだ。


Vistaで、SSD使用はオススメじゃないの?


なんか、これまでの流れでは、そうとられても仕方が

なさげだが。。。

↑で書いた注意点を理解して使用すれば、この爆速っぷりを

体感すると、店長野田的には、もうどうにもHDDには

もどれなくなってしまった。

また、最大のネックだった価格面でも、実質120GB前後が

4万円くらいで入手できるし、typeZのカスタマイズでは、7万円で、

さらに爆速のRAID構成のSSDが手に入ることを考えると、

十分検討の余地はあると思う。


ということで、typeZ、typeTの検討時には、是非、SSDも選択肢

にいれてほしいなぁ。。。


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