ソニー国内第一号のブルーレイプレーヤーがやってきた その2


昨日のつづき。


接続してみよー。


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HDMIケーブルと電源ケーブルを接続。できればLANケーブルも。以上。


HDMI非対応のテレビなら、D端子+ステレオ音声ケーブルで。


設定も簡単。


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電源いれたら、かんたん設定が自動でスタートし、

 ・テレビ接続方法の選択 HDMID端子かコンポジットかS端子

 ・テレビタイプの選択 フルHDなのか、D1、D2など・・・を選択

  HDMIなら、自動でOK ワイドか4:3なのか。


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 ・BRAVIAリンクの設定 入か切 の選択のみ

 ・BDインターネット接続の設定 BD-LIVEの機能を使うかどうか

 ・スタンバイモードの設定 結構重要。。。

  高速起動するか、通常起動するか。 詳しくは後述


レコーダーじゃないから、チャンネル設定や、録画設定なども一切

ないし。特に迷う点はないだろう。


かんたん設定が終わると、↓HOME画面が表示される


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↑HOME画面は、おなじみのXMBクロスメディアバー)

 非常にわかりやすい、ソニー独自のメニュー


●高速起動の話


このBDP-S350の最大の特徴の一つ、高速起動。DVDレコーダーが

登場してから、電源入れてからの起動時間が遅い!というのが、

なにかと指摘されてたが・・・。ソニーのBDレコーダーでは、一つ前の

モデルより、高速起動という機能が搭載され、一気に起動時間が

短縮された。


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DVDプレーヤーでは、高速起動モードなんかなくても、起動時間が

気になることはなかったわけだが、BDプレーヤーは、プレーヤー

のくせに、やっぱり起動時間が遅いという。。。


そこで、BDP-S350では、レコーダー同様に高速起動モードが搭載

され、起動時間なんと6秒を実現!

通常起動モードでは、約22秒。。。すんごく時間かかる;

起動が速いといわれているPS3ですら、10秒少々かかっていただけ

に、その高速っぷりがよくわかる。


さて、BDレコーダーでの高速起動は、起動速度の短縮だけじゃなく、

意外なところで、活躍していた。

 ルームリンク(サーバーとして)、リモート録画予約、そして、

 BRAVIAリンク。

これら、3つの機能は、高速起動モードが必須。通常起動だと

使えなくなってしまう。


じゃぁ、BDP-S350ではどうだろう?レコーダーで高速起動が

必須となる3つの機能のうち、関係しそうなのは、BRAVIAリンク

だけ。


 ★BDP-S350で、BRAVIAリンク(HDMI機器制御)でできること


  ・リモコンでテレビの電源オフすると、一緒にオフされる

   (BDP-S350の電源オフでは、テレビはオフにならない


  テレビ電源オフのときに連動するのは、あたりまえ。

  テレビオフで、BDオンなんてシチュエーションはありえない。


  とはいえ、テレビが、BDオフに連動するのは、大きなお世話。

  BD見終わって、放送を見るときもあるだろうから、

  そのときは、直感的にBDリモコンを使って、BDをオフ

  するだろうし。


  ・BDP-S350の電源ボタン、ホームボタン、再生ボタンで、

   テレビ電源オン、そして、入力が切り替わる。


  BDオンになれば、テレビオンで入力が変わるのも

  あたりまえ。


  ・テレビ側の入力切替で、BDP-S350の電源オン


  テレビオンでBDオンは大きなお世話。テレビの入力

  切替ではじめてBDオンが当然。


なんかややこしそうだが、長時間使用してみた感じでは、

とくに違和感はなかった。自然な使い方を想定した動き

方だと納得。


以上。

ところが・・・。高速起動モードじゃなく、通常起動モード

でも、これらの機能は使えた!単に起動が22秒かかるだけ。

ほほー。そうなると、高速起動モードは、起動が速くなるだけ

で、特にほかのしばりはないってことになるねぇ。


お次は、高速起動のしくみ。簡単。通常のスタンバイと、電源ONの

中間の状態が、高速起動モードのスタンバイ状態ってわけだ。

そのため、通常のスタンバイの消費電力0.3Wに対して、

高速起動モードでのスタンバイの消費電力は11Wになる。

ここで、スタンバイ時の1ヶ月の電気代を計算してみると・・・


 通常起動モード・・・0.3W÷1000×24時間×30日×22円=約5円

 高速起動モード・・・11W÷1000×24時間×30日×22円=約175円


大半の人が、レコーダーよりも使用頻度が低くなると思われる

プレーヤーだけに、この電気代の差をどうとらえるか?

まめな人なら、平日は通常起動、週末は高速起動モードと

切り替えるかもしれないが・・・。


ということで、1ヶ月の電気代が5円アップか、175円アップか。

これで、起動時間が22秒か、6秒か。あなたならどちらを選ぶ?


●高速起動以外も、速いBDP-S350


ディスクを入れてから再生が始まるまでの時間も結構ストレス

感じるところ。

ってことで、JAVA読み込みで遅いと有名なディズニーのBD

ソフトを代表して、パイレーツオブカリビアンデッドマンズチェスト、

フツーのBDを代表してXMEN、DVDはスパイダーマン2

チョイスして、再生までの時間を測定してみた。


※本体の電源オンの状態で測定

 ディスクがローディング開始から測定

 パイレーツは、JAVAのローディング画面は終了とみなさず、

 他のディスク同様、なんらかの映像表示を終了とした。


※手動計測と言うこともあるし、環境によっても違いはある

 かもしれないので、あくまで、ご参考程度に見てくださいませ。



リビア

デッドマンズ

チェスト

BD版


XMEN

BD版

スパイダーマン2

DVD版

BDP-S350

50秒

20秒

13秒

PS3

38秒

25秒

23秒

BDZ-X95

75秒

25秒

23秒

BDZ-X90

90秒

33秒

26秒





パイレーツオブカリビアンは、予想どおり、どれも長時間。

正直、なんとなく暇つぶし程度になんか見ようかなってときは、

選びたくないと思うほど、時間かかりすぎ。まるで、5年くらい

前のPCにVista入れて起動した印象(笑

パイレーツオブカリビアンでは、PS3が頭一つぬけて高速。

が、それ以外は、BDP-S350がもっとも高速で、PS3とX95

は意外にも同時間。

BDP-S350の高速っぷりも注目だが、X95が、X90よりかなり

高速化され、ディズニー系以外では、PS3と同等になったのは

驚き。


ということで、BDP-S350は、起動時間、読み込み時間ともに、

優れた機器だぞってことで。


次回、BDP-S350の画質レポートにつづく・・・。

(ごめんなさい。画質チェックにまでたどりつけなかった^^;)


ブルーレイプレーヤー「BDP-S350」についてはこちらから


ブルーレイプレーヤーがやってきた その1