ソニー印VAIO最後の全力レビュー<Tap11篇>

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VAIO Tap11(2014年春モデル)119,800円〜

自由なスタイルで使える、高性能タブレットPC、それが、VAIO Tap11。
タブレットみたいにお気楽極楽に使える手軽さを備えた、パソコン。
もちろん、Windows搭載のパソコンだから、ある意味、できないことはなし。ビジネス用に資料づくりしたり、音楽、映画、ゲームと、エンターテインメントを楽しんだり。ネット、メールなんて簡単なことは言うまでもなし。

ささっと調べ物したり、メールチェックなんてのは、スマホタブレットでいいや。パソコン開くまでもないし。
なんて人には、普段メインPCとして使いつつ、タブレットとしてもお手軽に使えるTap11は、ドハマリかも!

そんなパソコンライフを一変させる使い勝手な、VAIO Tap11!

当店実績によると、、、人気No.1VAIOなのだ!

では、、、全力レビュースタートだっ!

VAIO史上最初で最後の、キーボードと画面が完全独立したタブレットPC

タブレットPC
タブレットであり、PCであり。各社様々なアプローチで、両立させようと、様々なギミックを編み出し。。。
そのギミック次第で、どっちつかずになったり、タブレットかPCかどっちかに偏ったり。。。 ギミックが、タブレットPCの価値を決めるといってもイイほど。
Tap11では、キーボードと本体を完全独立させ、マグネットで一体化させるという発想で、完全両立!
ということで、タブレットPCとして、いかに「成立」しているかを中心に、Tap11を見ていこう!

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↑見た目、、、タブレットと、ワイヤレスのキーボードを並べただけのような。
これが、Tap11なのだっ!

●ワイヤレスキーボード

まずは、キーボードを見てみよう。
キーボードにも、バッテリーが内蔵されており、2.4GHz無線(Bluetoothではない)で本体と接続する。Tap11のキーボードは、ワイヤレスキーボードなのだ。

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↑キーボードを重ねると・・・くっついた!一体化したっ!
これが、Tap11の、タブレットPCたる、ギミックなのだっ!

独自のマグネット機構により、簡単に一体化可能。クラムシェルPCのように、キーボードが液晶を守ってくれるから持ち運び時にも便利。また、電源オン時に一体化させると自動的にスリープ。分離させると自動的に起動。楽ちん!

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いきなり、気になる話を。キーボードの電源スイッチ。。。
3段階のスイッチは、 左側から、、、OFF、ON、タッチパッド無効のON。
2つの電源オンのパターンの位置が、好みでわかれそう。真ん中でスイッチを止めるのが、少々やりづらいから、使用頻度が高いのが、一番右が望ましい。ってことで、基本タッチパッドオンで使用するなら、このスイッチは、少々・・・神経使うかも。
といいつつ、、、実際、Tap11を使い込むと、OFFにする必要性がないと感じたり。。。2週間も電池持つしね。

キーボードの充電は、一体化するとTap11本体から給電され、バッテリー充電するしくみ。

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↑充電中は、ランプが点灯。右下ね。

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↑こんな感じで。

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↑キーボード充電用の端子(Tap11本体側)。その充電端子部、、、デザイン上のこだわりから、通常金メッキ端子なものを、わざわざ、黒っぽい材質のモノにしているそうだ。もちろん、本来の充電性能に影響が出ないのは言うまでもなし。すさまじいこだわりだ。

3時間で満充電され、約2週間もの使用が可能。ちなみに、Tap11本体のバッテリーは約8時間。意外とスタミナ。
四隅のマグネットの配置を工夫することで、上下逆だと反発し、正しい方向でしか装着できないようになってる。向きの間違いを防止できるね。これで、一体化したのにキーボードが充電されないといったトラブルを防げる。

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タッチパッドは、フラットで、ざらざら感というか、小さな突起が並んだタイプのやつ。左右のクリックボタンが、復活。最近じゃぁ、でかいタッチパッド1つで済ますことが増えてるが、独立ボタンのほうが好みという人も多いし。それより、、、キーボードが薄すぎて、タッチパッド1つで済ませなかったのかも?^^;

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↑Pro13とならべたところだが、、、見ての通り、全く同じ。

要するに、、、キーピッチ19mm、キーストローク1.1mmという、Pro13と同じキーボードということだ。打鍵感も、Pro13のそれと、違いはわからない。ブラインドタッチは、快適そのもの。もちろん、ワイヤレスだからといって、打鍵遅延なんてものも全くなし。
ただ、、、キーボードのゴム足がグリップするところじゃないと、打鍵中に、ずれる^^;軽すぎるせいだ。。。

ということで、Tap11のワイヤレスキーボードは、、、なんの違和感もなく、非ワイヤレスキーボード同様に快適使用可能。

●ツボを押さえたサイズ感。

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本体は、わずか、9.9mm!重量は、780g
そして、ワイヤレスキーボードは、、、4.25mm!重量は、320g
一体化しても、わずか、14.15mm!!!重量は1.1kg!Z様(16.65mm)より、薄いぜっ!
(↑LTE非搭載時の数字。搭載時は、本体10.5mm厚、830g、合計1.15kg)

ちょっとした外出や出張くらいなら、キーボードなしの本体のみでいいっしょ?
すると、、、9.9mm 780gで、OKなのだっ!

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ワイヤレスキーボードなしでも、ソフトキーボードあるから、平気なのだっ!さらに、スマホで慣れてる人も多いと思うが、Windows8.1から搭載されたソフトキーボードは、フリック入力対応(写真下)なのだっ!

この11型っていうのが絶妙で、、、Pro11といったベストセラーな11型PCもあるように、PCとしても、十分使用できる画面サイズ。かつ、、、タブレットとして、使用するのでも、大きすぎることもなく。タブレットPCとしては、11型がベストなんだなぁと思えてくる。

●使い勝手はどうよ?

タブレットとPC、2つの顔をあわせ持つ、Tap11。
それぞれの使い勝手を見てみる。

まずは、PCとしての使い勝手。

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↑キーボードと一緒に、PCとして使用する場合は、、、背面の「設計さん超コダワリのオリジナルスタンド」を使って、自立。もちろん角度調整可能。

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↑スタンドは、本体に対して、90度まで開く。この90度がポイント!
クラムシェルPCだと、ここまで倒せないものもあるし、実際にそこまでは倒さなくてもOKだろうけど。タブレットとして使用するなら、これくらい倒せた方がタッチ操作しやすい。そして、、、もうひとつのポイントは・・・後ほど。

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↑まるっきりフツーにクラムシェルPCのごとく使用できる。

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↑むしろ、キーボードがレイアウトフリーだから便利だったりする。

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↑フロントカメラは、Exmor R for PC(92万画素)

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↑PCとして重要な、各種インターフェース。ここまで薄いボディだから、USB3.0は1つ、HDMI端子は、マイクロ。ま、この辺はいたしかたないか。それでもちゃんと、ヘッドセット対応ヘッドホン端子もついてるし。がんばってる。

ただ、、、

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↑USB端子と、HDMI端子の位置が。。。常用する人にとっては、少々ストレスな位置に。下にある黒いのが、電源端子なんだが、その近くならよかったよね。

それと、、、

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↑SDカードじゃなく、、、microSDカードスロット。。。これは要注意ポイントだろう。USBのSDカードリーダーライターは用意しといたほうがいいかも。

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↑充電端子は、新型タイプ。Fit11AやFit13Aと同じ。
電圧は、19.5V。本体角度にあわせて、回転しやすいが、ツメ式で軽くロックがかかる。

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背面に、ASSISTボタンやNFCが配置される。 左右のメッシュ部分がスピーカー。
背面カメラは、Exmor RS for PC 799万画素。
そして、、、ペンフック用の穴。これ、、、まじで残念。詳細はあえて紹介しない。ペンフック使ってると、USBHDMI端子のカバーが開かない=使えない。いろいろ考えた末なんだろうけど、どうにかしてほしかった。

つづいて、タブレットとしての使い勝手。

キーボードがないだけで、、、Androidタブや、iPadを連想するが。その感覚でさわると、、、おそろしく、サクサクというか、爆速に感じる。フシギ^^スクロール、ピンチズーム、、、とにかくスムーズ。

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↑ペン操作も相当快適。付属のデジタイザーペンの書き心地は、バツグン。専門メーカーのペンタブにも負けない。もう、こうなると、PCには見えない。完全にタブレット

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↑ほーら、これも、Tap11ならでは。頑丈なスタンドが、グリップになっちゃうぜ!このとき、ちょうどスタンドが90度まで開くのが、グリップとしてバツグンの角度!タブレットって、案外、片手持ちが不安定で。これだと、振り回せるほどしっかりとホールドできちゃう!まるで、ガ●ダムシールドのごとく!

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↑少々安定感欠けるけど、使えなくもない、反則技。縦スタンド使い
ブラウズが結構使える!っていうか、相当新鮮な感じ。

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ここで、スタンドのちょっとうんちく。。。
このスタンド、実は、開発者の熱い熱い想いが込められ、徹底的にこだわった設計になっている。
スタンドは、収納時、しっかり収まり、ぐらぐらしないようにと、カチッと物理的なツメなどで、ロックさせたかったそうだ。が、あまりの本体薄さに、そこまでのギミックがしこめなかった。で、、、実は、その代わりにマグネットがしこまれており、最後の最後のところで、ピタッと吸い寄せられる仕組み。こだわってますのぉ。

●てんこ盛りな、使える機能

●まじで、快適なペン操作

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快適なペン操作のために、様々な工夫がなされている。

・筆圧
256段階の筆圧検知に対応。対応アプリなら、筆圧に応じて、描く線の太さが変わる。リアルそのもの。
・追従性
本物のペンと同等とまではいかないものの、素早いペン操作にもストレスなく追従してくる。
・視差
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液晶(LCD)とタッチパネルの間のエアーギャップがあると、さわった場所と、違うところが反応する。これが、視差。
Tap11は、ダイレクトポンティング式パネルを採用し、ペンタブレットでありがちな視差を解消。さらに、付属のデジタイザーペンの感知点がペン先に。これも視差軽減に貢献している。
ナチュラルなペン操作感
Duo13と同じデジタイザーペンを採用。2本の摩擦の違うペン先を同梱することで、ペンの滑り具合を好みで選択できる。

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VAIO Inspiration Suiteも、快適ペン操作には、欠かせない。
詳細はこちら

●赤外線ポート搭載だから、VAIOリモコンが楽しい!

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Xperia Tablet Zで、おなじみの、リモコン機能。
VAIOリモコンとして、プリインストールされているのだっ!
マクロは組めるし、学習も可能。

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リモコンのカバーは、黒じゃないといけないらしく。。。
本体白ははっきりと赤外線ポートがわかるが、本体黒のほうは、言われてもわからないレベル。

●音
小生意気な音しやがる!びっくりする!よくこんなボディでこんなイイ音出るなぁって。
コンテンツにあわせて最適な音質を設定できる「Clear Audio+」をはじめ、ソニー独自の高音質技術を結集。クリアないい音で音楽や動画を楽しめる。

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●画質が、イイ

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オプティコントラストパネルやトリルミナス(R)ディスプレイ for mobile、X-Reality for mobile。まぁ、うんちくたっぷりだけど、見ればわかる。発色のよさに。

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NFC かざす!

最近のソニー製品では、ついてるものが超増えた、かざすだけで、なにかが起こる、アレ。

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例えば、、、NFC対応のソニーのカメラをかざすだけで、写真や動画の転送が可能。また、VAIOをカメラのモニター&リモコンとして、使えちゃう。

●デザイン

機能じゃないと言うなかれ。機能美という言葉があるように、すぐれたデザインは、使いやすさにも影響するのさっ!

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Xperiaを踏襲したデザインは、シーン、使い方、持ち方も問わない。最適なバランスで使えるよう、オムニバランス(全方位型)デザインを採用。

●まとめ

Tap11がはじめて登場したのが、昨年の10月。2013年秋冬モデルとして。
当時の、当店ブログでは、、、

おそらく、初めてだろうか?
VAIO発表時のブログで、ろくに、ハードスペックに触れなかったのって。
(9月1日に発表されたばかりの、超低消費電力第4世代CPU搭載なのにっ!)
Tap11って、そういうVAIOなんじゃないのかなぁって、あえてふれなかったわけ。

 

↑こんなことを書いていたが。

確かに、ハードスペックありきではなく、コンセプトや、操作性、ギミック・・・など、使い勝手の良さがもっとも大事なんだよね、タブレットPCってやつは。

パソコンとして、タブレットとして完全に両立できる、軽量薄型スタミナVAIO
音がいい、画質がいい、ペン機能が秀逸、最低限のインターフェースは備えてる、リビングでの賢いリモコンとして使える、、、

もう、楽しすぎるVAIOだ。

リビングのフローリングによく寝転がる店長野田。
その横には、Tap11がタブレットスタイルで自立してて、画面には、Blu-rayのリモコンが表示されてて、、、スカパーで録画した、「コナン君」を見てる。CMのたびに、ささっとTap11を操作して、スキップ。突然、コナン君の原作者だれだっけ?って、Tap11でぐぐる

今日の、ソニー本社への出張は、、、日帰りだし、ヘビーな会議でもないから、VAIO持ってくほどでも。あ、、、Tap11のキーボードはお留守番させて、780gの本体だけ持って、軽装で行くか。

さて、20時だ。閉店時間だ。ぼちぼちブログ書くか。Tap11のキーボードはPro13同等だから、がしがし打ちやすいし。USB3.0端子に、flute接続して、24型モニターでデュアルディスプレイで、執筆。。。

妄想はつきない・・・。

●カスタマイズ例その1<ベーシック>
当店実績に基づく、もっとも多いパターン
i5、4GB、128GB、ワイド保証 しめて、156,800円

●カスタマイズ例その2<VAIOラスト記念>
記念買いする人で多いパターン
i7、8GB、256GB ワイド保証 しめて、196,800円

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VAIO Tap11詳細や、ご購入などは、是非是非こちらから、ソニーストアへ

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ソニーVAIO最後の全力レビュー

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